ムスメがどうしても「ゴールデンスランバー」が観たいとのたまうので、昨日は久々に映画を観に行ってきた。
高校に入ってからは宿題や部活なんかで忙しく、なかなかいっしょに映画を観に行くこともできなくなり、実に7ヶ月ぶりに家族3人で映画館へと向かった。
巷では「アバター」が人気で学校でも話題になっているようなのだが、そっちはどうでも良くて「ゴールデンスランバー」をチョイスするあたりが実にシブいムスメである(笑)。
上映時間が12:00からということで、先にこの間のインド料理(カレー)屋さんで昼食である。
写真は私が注文したAランチのエビカレー(フルナン)である(正確な値段は忘れたが、たしか¥870くらい)。
ムスメはAランチのチキンカレー(フルナン)、カミさんはAランチのチキンと茄子のカレー(フルナン)であった。
ライスよりもナンのほうがウチは好みであることがこの間わかったので、みんなフルナンで注文したのである。
相変わらずおいしくて、結構おなかいっぱいになり幸せな昼食であった。
さて、映画の方だが、いつものごとくネタバレしない程度にすすめよう。
主人公の青柳という青年が、どういうわけか総理大臣暗殺の犯人に仕立て上げられて無実の罪を背負ったまま逃げまくるというのが簡単な内容。
もちろんその本筋部分にいろんな人間や出来事がからんできてストーリーを形成していくのだが、あまり難しいことはなく、ほんとに逃げ切ることが目的となっている。
無実の人間がとんでもない事件の犯人にでっち上げられるということで根本的には重い内容のはずなのに、上手にユーモアをちりばめることであまり重さを感じさせない。
むしろ気楽に観ることができる作品になっているように感じた。
そう思わせるのは主人公の青柳の性格と、青柳を演じている堺雅人さんの演技力ではなかろうか。
とにかく青柳が自然なのだ。
「素」とでも言ったら良いのだろうか、堺さんの演技が演技に見えないのである。
また、青柳の大学時代の仲間を含め、ほとんどの俳優さんたちの演技がすばらしく感じた。
とくにパーカー姿の通り魔、通称キルオ役の濱田岳さんはすばらしかった。
また、設定もなかなか考えられていると感じた。
例えば「仙台市内のみで展開が進む」のも、「警察が非常線をはってしまえば当然市外に出るのは困難になる」のでそうなってしまうであろうし、逃走経路に雨水管を使うというのもある程度理にかなっていると思う。
俳優さんたちの演技も含め、映画の内容自体がかなりリアルに近いというのを強く感じる作品だった。
好き嫌いは分かれるかもしれないが、ウチの家族には高評価であった。
興味を持たれた方は、まずはオフィシャルサイトへ。
さらに興味を持たれたらお近くの映画館へ。
楽しい作品である。
■■リンク■■
○映画「ゴールデンスランバー」オフィシャルサイト