金曜になってこの話題というのもなんなのだが、日曜日に行われた F1 マレーシアGPはある意味お粗末であったように思う。
レースがスタートして22~3周目に入ったくらいだったか、事前に予想されていた雨が降り出した。
初めはそれほど雨足は強くなかったのだが、30周目くらいからとんでもないどしゃ降りになり、32周目に入ったところでセーフティカーがコースイン、直後に赤旗中断となった。
40分以上様子を見ていたがそのままレース終了となり、31周目のリザルト採用&ハーフポイント付与で確定した。
優勝は第1戦に続きブラウンGPのジェンソン・バトンであった。
ジェンソンはスタートでミスをし一時は4位まで順位を落としたのだが、安定したドライブで1回目のピットストップ終了時にはトップに返り咲いた。
その直後に雨のどたばたとなったのだが、それでもトップのまま終わっているのだから今年のブラウンGPのクルマの良さがわかる。
資金難のチームだから開発費がどれだけ出せるかは未知数。
とにかくシーズン序盤で一気に引き離しておきたいところだろうが、この2戦を見る限りではまだまだ「ついてこれるクルマが見あたらない」ように思える。
もしかしたら序盤の貯金で優勝できるかもしれないなと、すごい夢をみてたりする。
とにかく、ジェンソンがんばれ!!である。
さて、冒頭に書いたお粗末とはチームやドライバーではなく「レースコントロール」のほうである(まぁ、フェラーリのあの作戦は何よって話は置いといて(笑))。レースのスタート時刻の17:00である。
マレーシアである。 夕方はスコールが降る熱帯である。
バーニーは天気は予想できないとか発言したようだが、少なくとも私は小学校か中学校の理科や地理で「この地域の夕方は雨が降りやすい」みたいなことを習ったような記憶がある。
CS中継の解説の今宮さんも「スタート時刻を聞いたときに大丈夫か?と思った」と言われてるし、ドライバーの中にも天候を懸念している人が何人もいた様子。
つまりは日中で行うよりも「ある程度天候の悪化が予測できる状態」であったのだ。(私見)
なお、リスタートの準備を行いながらもそのまま終了とした判断は賢明だったと思う。
レースに危険はつきものだし、ドライバーもある程度覚悟を決めてクルマに乗ってるだろうが、余分な危険分子を増やすことは愚行である。
次のシーズンでのマレーシアGPはスタート時刻が変更されるだろうと思う、いや変更しないといけないと思う。
視聴率をとるためにヨーロッパでの放送時刻を考えなきゃいけないのはわかるが、レース自体があんなようでは本末転倒である。
ひとりのレースファンとして、楽しいレースを期待しているのである。