ドライブメンテナンスは大切?(2012/01/30)

 ウチのMac Pro(1st Generation:2006モデル)、2007年の5月にウチにおいでになったのでもうすぐ5年経つことになる。
4年8ヶ月経過した現在でも全くストレスを感じずに使用できるのは、途中でメモリやGPUをアップしたこともあるがもともとのマシンスペックの高さが大きいものと考える。 ありがたや、ありがたや。

ただ、そろそろ何かとこわれてきそうな時期になったことは間違いないだろう。
で、とりあえずしばらくやっていなかったドライブメンテナンスを思い立った。
厳密には全くやってなかったわけではなく、アクセス権の修復や簡単な修復はOS付属のドライブユーティリティやフリーソフトのOnyxなんかでやってたのだが、デフラグなどのしっかりしたメンテナンスは、実はMac Proを使い出してからは全くやっていない。(Power Mac G4のときはTechTool Proを使ってた)
理由はMac OS Xではほとんど必要ではないと考えていたのだ。
そもそもデフラグ作業とはファイルデータの分散化を再構築してなくすことである。
OSやアプリケーションはファイルをセーブする際にHDDの未記入領域を探してそこに書き込むわけだが、連続したHDDの未記入領域がなくてセーブ容量に足らない場合はひとつのファイルを離れた複数の未記入領域に書き込む事になる。
ファイルのセーブや削除を繰り返しているとこういった状態がどんどん増えるのだが、こうなるとOSやアプリケーションがデータファイルを読みにいく時に分散した領域を順番に読みにいく事によりタイムロスが発生し、結果パフォーマンスが落ちてしまう。
デフラグで再構築してやればこうしたロスがなくなってパフォーマンスアップとなるわけだ。
Mac OS XというOSはこういったデータの分散化が起きにくい仕様となっているときいていたのでやっていなかったし、実際にそれほどパフォーマンスの落ちを感じなかったのも事実であった。
ただ、最近何度かウチの家のブレーカーが落ちた時にUPSの供給時間に間に合わずボツッ!と電源を落としてしまったのでちょっと心配になったのもあり、チェックをかねて一度しっかりやろうと考えたのだ。

どのソフトがいいかなぁといろいろ調べた結果選んだのはコレ、「ドライブジーニアス3」(以降DG3)である。

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このソフト、アップルのジーニアスバー(アップルのサポート)でも使用されているというところに惹かれてしまった。
早速コイツでメンテナンスである。
ちなみにウチの環境では万が一を考えてOSおよびアプリケーションのドライブとデータドライブを別個のHDDに分けている。
こうしておけばOSのアップデート時のデータの保存の安全性が高いし、買い替え時も乗換が簡単なのだ。
で、DG3でOSのドライブをチェックしたところ、ドライブの異状はなくファイル自体の分散化はほぼ皆無。
ただ、当然の事ながらドライブ使用領域はどうしても完全に連続していない。
DG3のすごいところはファイルデータの再構築だけでなく「ドライブ自体の使用領域の再構築」ができるところ。
つまりドライブの先頭から順番に使用領域をうめていき、未使用領域を使用領域の後にまとめる事ができるのだ。
こんなことができるアプリケーションには初めてお目にかかった。
データバックアップをTime Macineでやった後にOSドライブのデフラグをかけてみる。
1時間程度でデフラグは終了し、再起動をしてみると起動時間が完全に体感できるくらいに速くなった。
SafariやFireFoxなどのWebブラウザも心なしかきびきび動くように感じる。
やっぱりドライブメンテナンスって大事なのねと再確認した。

前のPower Mac G4もそうだったが、気に入った機械はできるだけ長く使いたい。
自分でメンテナンスできる所はできるだけ手を入れて長持ちさせたいのだが、どうしても手が出せないところもある。
自作PCとは違うためにどうしても手が出せない、マザーボードや電源ユニットがそういったところである。
とにかくこわれないでと願うばかりなのだ。

■■サイトリンク■■
○ドライブジーニアス3 [iGeek,inc ホームページ]

あんあん について

1967年 長崎県島原市生まれ ガンダムとMacとF1をこよなく愛するおぢさん。 タイトルの(Z)は「ゼータ」と読んでね。
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