ぜいたくな気分(2012/09/04)

 ほぼ1ヶ月ぶりの更新である。
さて、2日連続でお休みだったのでお休み1日目にハウステンボスへ行ってきた。
今回の目当てはHTB内の施設、パレスハウステンボスで行われている「幻のゴッホ展」である。
日本初展示36点を含め52点の作品が展示されており、本物なんて見た事もないしこれから死ぬまでの間にはおそらくもう見る機会はないだろう(笑)と思ったのである。

朝10:30ごろHTBに到着し、まずは前回逃していたサウザンド・サニー号へ。

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平日だった事もあってそれほど混雑もなくゆっくり船内を見て廻ることができた。
当然船内のあちこちには麦わら海賊団のメンバーがお出迎え、中国からのツアーの方達もテンション高く記念撮影されていた。

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20分ほど湾内をちょこっと廻ってくれるのだが、ひとたび船が進み出すとほぼ観光遊覧船状態。

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天気にも恵まれて景色も良く、とても気持ちよかった。
なお、船を降りる時に乗船記念ということでグレーの袋をもらえる。

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中にはこのようなカードが入っていた(左:オモテ 右:ウラ)。
コイツはチビッコ達は大喜びだろうな。

サニー号を降りたところで11:30ごろになっていたので先に食事をすることに。
ムスメがパスタを所望されたのでドムトールンの真下にあるイタリアンのお店「プッチーニ」へ。

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実はこのお店は以前も来ていてその時はフェトチーネオリジナーレというチーズたっぷりパスタ(¥1,560、これむちゃくちゃ美味い)を食べたのだが、今回は違うものを食べようと思いランチメニューでパスタとメインのプレートランチ(¥1,100)というのがあったのでこれをチョイス。
私はパスタ:カルボナーラとメイン:白身魚の香草パン粉焼の組み合わせにしたのだが(写真撮り忘れ)、期待通りとにかく美味い!
カミさんのメインのチキンソテーも一口もらったがこれも美味い。
クルマで行ってなかったらグラスワインを一杯欲しいと思うくらいワインにも合いそうな味だった。
ちなみにムスメのメインはポークカツレツだったのだがこれも美味いとほくほく顔で食べていた。
店の感じはとても落ち着いていて店員さんもとても感じが良い方ばかり、それで料理がおいしいのだから言うことなし。
HTBにおいでの際は是非とも立ち寄っていただきたいお店である。

お腹も落ち着いたところでいよいよゴッホ展へ。

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撮影禁止だったのでデータは残せなかったのだが、ゴッホの作品を初期の年代から順番に見る事が出来るようになっておりどんどん画風が変化していくのが良くわかる。
私は絵画の技術など全く解らないどシロートだが、純粋に単純にスゴイ、キレイ、と感じた。
それぞれの絵からそれぞれの迫力が伝わり、麦畑の絵や森の小道の絵なんか風が吹いたら光が動くんじゃないかと思えるくらい緻密で繊細だった。
心の底から見にきて良かったと感じた。
幻のゴッホ展は2012年10月28日まででHTB入場料とは別に入館料が必要、なおパレスハウステンボス敷地内で行われるガーデニングワールドカップの開催期間中はさらにこちらの入場料も必要となるので要注意。
詳しくは最下記のリンクよりご確認を。
興味がおありの方は是非ご覧いただきたい。

さて、パレスハウステンボスを出てワールドバザールまで戻ってくるとこれまた好評開催中の「オクトーバー・フェスト」、呑めないかわりということでこの会場でビールをいくつか仕入れてきた。

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左からサリトス(ドイツ)、ニュートン(ベルギー)、グロールシュ(オランダ)、ビットブルガー(ドイツ)、ヒューガルデン・ホワイト(ベルギー)
この中で以前呑んだ事があるのはビットブルガーとヒューガルデン・ホワイトである。
ビットブルガーは2001年にF1を観に鈴鹿に行った時、帰りに友達に連れていってもらった大阪のドイツ料理の店だったと思う。
大好きなF1を生で観た興奮と感動でテンションが上がっちゃってどんな味だったかまでは記憶がない(笑)。
ヒューガルデン・ホワイトの方はとても懐かしい思い出がある。
20年くらい前、まだ長崎では質の良いワインが手に入りにくかった頃、島原半島の瑞穂町に「梅丘(うめがおか)」という小さな酒屋さんがあって、平均で月に2回くらい、多い時は週1でワインや他の酒を買いに通っていた(現在はお店をたたまれている模様)。
そこの店主さんも奥様もとてもすてきな方で、お酒の知識も豊富で保存などにも神経をつかっておられ、それまでワインが嫌いだった私が大のワイン好きになったのもここのワインを呑んだおかげである。
通い始めて何年か経った頃にそこの店主さん(私はマスターと呼んでいた)が長崎市内で小さなバーを開かれたということで、そこにお邪魔した時に私の顔を見るなり「良く来たね、まずはこれを呑んでごらん」とビールサーバーからグラスに注がれて出されたのが小麦麦芽で作られたホワイトビール、ヒューガルデン・ホワイトの生だった。
マスター曰く「取り引きのある輸入業者さんが試験的に輸入したもので、日本でも置いてるところはほとんどないよ」ということだったのだが、一口呑むとそれまでビールでは味わった事のないフルーツみたいな甘さとほど良い酸味にびっくりしたのを強烈に記憶している。
とにかく呑みやすいと思ってその時も何度もおかわりしたように覚えているのだ。
その後何度かそのバーにお邪魔してその度に呑んでいたのだが、すでに私が長崎市ではないところに引っ越していたこともありなかなかお店に行けなくなってどんどん足が遠のいてしまい、もう10年以上口にしていなかった。
今日、とりあえず5種類のなかでサリトスとグロールシュとヒューガルデン・ホワイトを呑んでみた。
サリトスはドイツビールにテキーラとレモンのフレーバーを付けたものとHTBの店のポップに書いてあったのだが、呑んでみるとこれはビールというよりはレモンフレーバーの炭酸入りカクテル(親しみやすい言い方ではチューハイ)と言った感じ。
グラスに注いだら泡もすぐに消えちゃうしビールっぽくはないけど、後味は爽やかでこれはこれで美味いと思う。
グロールシュはHTBでの売れスジNo.1ということらしいのだが、呑んだ感じはガブガブいけちゃう感じ。
炭酸の感じもほど良くのどごしも悪くないし、泡もきめ細かくてイイ感じ。
それほど濃い感じが無い分ほんとに軽く呑める感じで、暑い時に呑むとすごく気持ち良いかも。
ヒューガルデン・ホワイトはほんとに懐かしい味が蘇ってきた。
記憶通りのフルーツのような華やかな甘味と酸味、後味の何とも言えない軽さと鼻に抜ける独特の香りがとにかく美味い。
大好きなヱビスビールや一番搾りとは全く系統の違う味だけど、それでも美味いビールはたくさんあると私に感じさせてくれるビールのひとつである。
後の2種類のビールも楽しみである。

気持ち良い風を感じ、おいしい食べ物に恵まれ、きれいな絵に癒され、素晴らしい酒に酔えた、何ともぜいたくな気分を味わえたお休みであった。

■■サイトリンク■■
○ハウステンボスリゾートホームページ(トップ)
○幻のゴッホ展ホームページ
○HTB内 イタリアンレストラン プッチーニ

あんあん について

1967年 長崎県島原市生まれ ガンダムとMacとF1をこよなく愛するおぢさん。 タイトルの(Z)は「ゼータ」と読んでね。
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