さつきさん

 昨年アップし損ねたネタをひとつ。

なすたさんが亡くなってからおよそ2年、新たなうさぎさんを昨年の10月10日にお迎えした。
実は8月くらいからぼちぼち新しい家族(うさぎ)をお迎えしたいとカミさんが言っていて、ペットショップなんかもたまに見に行っていたのだが、うさぎが苦手な真夏よりは少し涼しくなってからと秋に入ってからお迎えしたのだ。
名前は「さつき」。
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お迎えしてしばらくは環境に慣れてないせいか上のようにトンネルに潜り込んでることが多かったが、徐々に慣れていっておよそ3ヶ月経った現在はずいぶんと傍若無人になってきている(笑)。
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なすたさんと違ってかなり人懐っこい子で、カミさんどころか私のヒザの上にも乗っかってきて座り込んだりするくらいまでに慣れてくれた。(下の写真)
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今回この話題をあげておかなければと思ったのには理由がある。
実はこの子はペットショップやブリーダーさんから迎えたのではなく、「保護うさぎ」と呼ばれる子なのだ。
保護うさぎとは「多頭飼育や捨てうさぎなど、飼育放棄や飼育崩壊したうさぎ達を保護」されたものである。
さつきの場合も多頭飼育で個体が増えすぎ、20頭以上のうさぎたちがベランダに出されて飼育出来ない状態だったらしいのだ。
そんな子達を保護するボランティアさんグループがいらっしゃって、運良くさつき達はその方たちに保護された。
さつきという名前も保護してくれた保護士さんからいただいた「サツキ」というお名前をウチに迎えるにあたってひらがなにしたもので、その名前の由来はさつきが保護されたときの体つきから「5月くらいに産まれたのではないか」ということでつけられたそうだ。
さつきの写真を見てうさぎに詳しい方にはわかるかもしれないが、カラダには大きさや毛並みなど「ネザーランドドワーフ種」の特徴が色濃く出ているのだが、周りに別の種類の子達もいたことから純血種の証明ができないために「ミニウサギ」という種別になる。
カミさんがこんな境遇のうさぎをお迎えしたいけど良いか?と私に尋ねてくれたのだが、うさぎを飼うことには反対ではなかったし、何よりもしかしたら命を落としていたかもしれない子を救うことができるのなら是非お迎えしようと答えた。
さつきの保護士さんは大阪の方で、さつきは保護士さんと新幹線にのって九州まで来てくれた。
ウチに来た時は体つきも華奢でかなり痩せていたのだが、今はずいぶんとしっかりした体形になっている。
とても運が良い子だろうと思う。

最近テレビなどで犬や猫の飼育崩壊の話題が出たり、その保護をされているボランティアやNPO法人などの話題が報道されたりしている。
犬や猫に限らず、ペットの飼育放棄は現代社会の大きな問題だろう。
かわいいからとか癒しのためとかで知識もなくむやみやたらに飼うものではないのではないか。
飼う側には明確に責任が発生するものと私は考える。
例えばペットの避妊手術なんかはいわゆる「人間の都合」なのだろうが、そもそも飼っている動物の繁殖周期などをしっかり考えると、増えすぎて見捨てられる命を出さないという観点からは意味があるだろう。
逆に言えば、この手段に反対の飼い主は「避妊手術無しでどんどん増えていく全ての命に対して飼育保護していく責任が発生」することを理解していなければならない。
ペットは飼い主がいなければ生きていけないし、家畜と違うのは明確である。
野良犬や野良猫は動物センターでいったん保護されるが、新たな引き取り手がなければ殺処分される。
いずれにしても「人間の都合」である。
ならば、人間の都合で奪うペットの命は無いほうが良いと思うのは私だけではないだろう。

あんあん について

1967年 長崎県島原市生まれ ガンダムとMacとF1をこよなく愛するおぢさん。 タイトルの(Z)は「ゼータ」と読んでね。
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