私の部屋の押し入れ状態のクローゼットの棚板が荷物の重みに堪えきれず割れてきた。
その重量のほとんどがビデオテープ(およそ400本)である。
クローゼット自体が190cm×95cmとかなり広めで、下側に補強なしの状態(内面の3面にワク材をビス留め)で畳一畳ほどの中板が取り付けられていたのだが、さすがに重いものを載せすぎたようで6年経過時点で悲鳴をあげてしまった。
普通に布団のようなものだったら大丈夫だったのだろうが、私の所持品はPC関連の機器や関連本などが多数。
なるべく重いものは棚板には載せないように下段に置いていたのだが、どうしてもビデオテープだけが下段に入りきれず棚板に載せていたのだった。
今でこそビデオ素材の保存にはDVDディスクを使用しているが、ほんの少し前まではビデオテープが主流だったのは周知の事実。
ウチもF1のレースや大好きだったアニメなどをビデオテープで残していた。
しかしながらDVDやBlu-ray、HDDがビデオ保存の主流になった現在、ビデオテープを扱うことはほとんど皆無、しかもこの本数全てをDVDに焼き直すなんて私にはそんな忍耐の要る作業はできない。
いよいよ潮時なのかもしれないと思った。
最低限の保存版を数本残し、ほとんど全てを処分することに決めた。
特にF1は1993年から2004年までの12年間すべてのレースの地上波放送を保存していて思い入れはあるのだが、かといって観返すこともないわけで、まぁ、どうしても欲しいと思えば関連のDVDもありはするのでそちらを手に入れればいいかなと割り切った。
実際には使ってなくても棄てられないというのは結構あるもので、貧乏性の私としてはそういうものがどんどん増えていく可能性も否定できない。
今回の棚板騒動はそんな私にちょっとだけ棄てる勇気(笑)を与えてくれたように思う。
ちなみにクローゼットの棚板は完全に撤去して、これからは棚なしのフラットな状態で使うことになった。
容積のおよそ1/3を占めていたビデオテープがなくなって幾分広くなったので、上手に整理しながら使っていこうと思っている。