タイタンの戦いといっても明日から公開になる3D映像が話題の映画ではない。
その元になっている旧作の話である。
この映画が公開されたのは1981年というから今から29年も前、スター・ウォーズのおかげで飛躍的にSFX技術が進歩した頃である。
ストーリーを話せばリメイクの新作のネタバレになってしまうかもしれないので詳しくは話せないが、まぁ、簡単に言えばギリシャ神話のアンドロメダとペルセウスの話である。
私がこの映画を初めて観たのは高校に入った頃のTVでの放映(たぶん日曜洋画劇場)で映画館で観たのではなかったのだが、ひと目でファンになってしまった。
もともと小さい頃から星の世界に興味があり、高校の理科の専攻も「地学・天文学」を選んだほどで、星座にまつわる神話もとても好きだったのだ。
TVでの放映はその後何度もあって、社会人になってビデオデッキを手に入れてからは放映の度に録画をして保存版を更新していた(笑)。
実は先日のビデオテープの処分の時にこの保存版も処分してしまった。
まぁ、DVDが出ているであろうことは知っていたし(以前どこかのショップで見た記憶がある)、ネットで調べればすぐに手に入るだろうと思ってたからすんなり処分できたのだ。
で、処分した数日後に早速楽天ブックスで検索をかけてみるとあっさりDVDを発見。
ただ、その横にもう一つ同じタイトル名で別の写真が表示されている。
そう、Blu-ray Disc版である。
4月21日発売ということで「予約購入」となっていたのだが、それほど高くないし(というか安い)急ぎもしないのでBlu-rayの方を注文したのだった。
発売日の昨日届いてまだ観賞はしてないのだが、久しぶりに観ることになるのでちょっとワクワクしている。
ストーリーはもちろんだが、この映画の見どころはなんといっても特撮技術である。
現在みたいなCGなどない当時とは思えないようなクオリティの高さ、クレイ・アニメでもおなじみのストップモーション・アニメといわれる技法でいろんなクリーチャーが動き回るのだ。
中でもメデューサの不気味さと怖さは秀逸である。
場面の演出ともあいまってスリル満点なのだ。
新作の壮大さにも惹かれるところだが、旧作の独特の世界観も素晴らしいと思う。
これはオススメである。
新作を観られたあとに旧作をDVDなどで観て比較するのもおもしろいだろう。
私も旧作は知っているので新作も観てみたいと思っているのである。