Appleの創業者で元CEOのスティーヴ・ジョブズ(Steven Paul Jobs)氏が5日に他界された。
Macを使っている人ならほぼ知っている人である。
ちょうど私がMacを触り出したころ、それまでのPCとは似ても似つかない画期的なコンシューマ用パソコン「iMac」が発売されたが、これを創った人と言えばわかりやすいか。
もちろん、現在の音楽プレーヤーの主流「iPod」シリーズやスマートフォン「iPhone」、タブレット端末「iPad」もこの人のアイディアをカタチにしたものだ。
私がWindowsよりもMacにはまりこんだのは、GUI操作やいろんな設定が直感的でわかりやすかったの一言につきる。
そういったOSの性格も全てこの人の頭の中から生まれてきたと言っていいだろう。
少なくとも私はジョブズ氏信奉者ではない。
が、ジョブズ氏の考えるアイテムはとてもユニークで楽しくて、この不況の中でもこの人が考えるものはいろんなところで受け入れられていくだろうと考えていた。
折しも亡くなる直前の先月末に発売されたMac Fan11月号ではCEOを退任されたジョブズ氏の特集が掲載され、彼の功績をあらためて確認したところだった。
大袈裟と思われるかもしれないが、もしかしたら世界はとても貴重な人物を失ったのかもしれない。
そう思うのはこの人のアイディアが社会や経済に及ぼした影響があまりにも大きいと考えるからだ。
享年56歳という年齢はあまりにも若い。
もったいない。
しかしどうしようもないことである。
とにかく今はご冥福をお祈りするだけである。