♪み・そ・し・る・つ・か・な・い♪ by さだまさし(2009/05/17)

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 とにかく初めてCMを観たときに「さすが、さだまさし!(笑)」と思った。
ほんとにこういう感じの唄を作らせたら見事である。

旧ブログサイトでも触れているが、もともと昔からさだまさしというアーティストが好きで、彼のいろんな唄を聴いている。
CMのあの一節だけが一人歩きして話題になっているが、やはり全体を聴いてみたいと思いCDを入手した。

全体を聴いてまず思ったのは、トークネタの超大作「父さんとポチ」から迷曲「関白失脚」のラインにつながる「お父さんの哀愁」ソングなのかなということである。
Softbankのホワイト学割とのタイアップのために「¥490」というキーワードにこだわらなければならないという不自然さはあるものの、それを逆手にとってひたすら「¥490」にこだわりまくりながら唄にするという思い切った姿勢はある意味素晴らしい。(ただ、ここは賛否分かれるかもしれないところだろう)
その独特の世界観は、とにかく「父さんとポチ」の哀愁漂うイメージが一番近く感じられる。
先に書いた「¥490」にこだわる部分は、タイアップという事実がなければ確実に不自然さが強調される部分なので、聴く人の感じ方で大きく評価が分かれる部分だと思う。
もちろんタイアップがなければこの唄が産まれることはなかったと思うので仕方がない部分ではあるが、たとえば「お父さんのお昼ご飯の予算が¥490」とか勝手にバックグラウンドを作って聴いてみるのも良いかもしれない。

昔からこういう唄を作るのが上手い人だなと思う。
白戸家のお父さんの言葉ではないが、確かに「みそしるつかない」の部分は根拠はないが、感覚的に「そこが さだまさし!」だと思ってしまう(笑)。
ばかばかしくも、その中に際限のない深さを感じさせる一曲ではないかと思う。
一度全体を聴いていただきたい。
なお、超大作「父さんとポチ」はさだまさしのライブアルバム「さだまさし白書~リサイタル’92~」のDISC-IIの一番アタマに収録されている。
ご参考までに。

あんあん について

1967年 長崎県島原市生まれ ガンダムとMacとF1をこよなく愛するおぢさん。 タイトルの(Z)は「ゼータ」と読んでね。
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