本当にやっと出たかという感じの作品である。
劇場公開は2014年の8月、当時ムスメと劇場に観に行き「ディスクが出たら即ゲットだね」と言っていたところなかなかディスクが発売されず、ほぼ忘れかけた頃に発売のアナウンスがあって予約をかけていた。
あらためて観直して「良い作品だな」と再認識した次第だ。
六太と日々人の挫折や葛藤、そして最後は勇気と涙腺がゆるくなったアラフィフ親父には感動物である。
完全な未来のフィクションではなく実際の宇宙開発計画をベースに、これまたNASAやJAXAの施設を忠実に舞台に取り込みながらストーリーが進んでいくので、本当に近い将来に実現するであろうと思われるほどリアルなのだ。(NASAのトレーニングセンターなんかホントにそっくりに再現されている)
ネタバレになるので詳しく書くことは控えるが「豆腐屋さんのエピソード」は本当に良い!
ちなみにこの豆腐屋さんの声は「さだまさし」が担当しており、豆腐屋の車がかけている音楽「豆腐が街にやってくる」はさだがこのためだけに書き下ろした名(迷?)曲である。
常に死のリスクがつきまとう「宇宙開発」、しかしそれでもその「宇宙」にむかってチャレンジをやめない人たちを描いた良作であり、実際の宇宙開発に携わっておられる方達の仕事をかいま見ることができる作品である。
ぜひご覧いただきたいと思う。