Snow Leopard動作チェック(その3)(2009/09/24)

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 Snow Leopard動作チェック、「LiquidCD」編である。
毎度のことながらウチのMacのスペックを。(追加もあり)


機種:Mac Pro(MA356J/A)
CPU:Intel Dual-Core Xeon51XX(Woodcrest) 2.66GHz × 2
メモリ:DDR2 SDRAM FB-DIMM(128bit 667MHz) 6GB
GPU:NVIDIA GeForce 7300GT
光学ドライブ(1):OPTIARC DVD RW AD-7170A(アップル純正)
光学ドライブ(2):Optiarc DVD RW AD-7200A(サードパーティ・増設)

AD-7170Aは純正ドライブなので正常に動作するのは言うまでもないが、増設したAD-7200AもMac OS X10.5以降はOS自体が持っている「汎用ドライブサポート」ドライバで正常に動作する。
つなげるだけで使えるのはホントに楽なのだ。
なお、「OPTIARC」が大文字と小文字になっているが、これはシステムプロファイラで認識された表示のままである。

そんなわけでテストしてみる。
まずは、VIDEO_TSフォルダをAD-7200Aを使ってDVD-RWに書き出してみる。
およそ30分後に問題なく終了。(×2で書き込み)
うむ、いいぞ。

次に以前作成したDVD-R(VIDEOモード)をAD-7170Aに入れ、ブランクのDVD-RWをAD-7200Aに入れてディスクコピーをかけてみる。
ちなみに、LiquidCDのディスクコピーではオンザフライが原則の模様。
ウチのがドライブを2台積んでいるせいかもしれないが、ドライブが1台しかない場合はどういうふうにするんだろう?
さて、ディスクコピーテストにもどるが、書き込みボタンを押すと次のようなウィンドウのままずっと変化がない。

090924_LqCD2.jpg

これってちゃんとコピーしてるのだろうか?
とりあえず中止して、ドライブを逆に「AD-7200A→AD-7170A」方向でコピーをかけると、正常に終了した。
こうなるといろいろ試したくなったので、DVD-Rメディア1枚を犠牲にしてHDD内の任意のデータファイルをAD-7200Aの方で書き込んでみることにした。
するとまた上のような変化のないウィンドウが出ているが、いきなりOSがディスクを認識してDVD-Rディスクの中身に正常にアクセスできるようになった。
そこで、CD-RにAD-7200Aで同様にデータを書き込んだところ、普通に正常なウィンドウが表示されちゃんと終了した。
う~ん、はっきりわからんがこれって純正ドライブじゃないからなのか?
それともドライブとの相性かもしれないが、いずれにしてもそれほど問題はなさそうである。

最後にDLディスクについて確認したいところだったが、あいにくとたまたまDLのブランクディスクの持ち合わせがない。
仕方がないので、4.7GBオーバーが使えるかだけでも確認しようと思い、これまた以前オーサリングした6GB弱のVIDEO_TSフォルダを選択したところ、ちゃんと「DVD-DL」とディスクタイプを表示してくれた。

090924_LqCD3.jpg

 テストした感じとしてはこの「LiquidCD(Ver. 2.0)」、十分戦えるアプリケーションだというところか。
DLメディアの書き込みテストや、「+R DL」・「-R DL」両方対応してるかなどが確認できてないのだが、必要十分な機能はクリアしたのではないかと思う。
これだと10.6メインに切り替えて10.5をサブにする「デュアルブート環境」にしておけば全く問題ない。
年賀状作成に使う「宛名職人Ver 12」なんかもチェックしてはいないが、これなどは年に2~3回ほどしか使わないのだから、使いたいときに10.5で起動させてもかまわないと思う。

 いよいよもってOS切り替えに近づいてきたか?
「Virus Barrier X4」のサポート期間があと50日ほど残っているから、それが切れる前には10.6切り替えが完了するであろう。

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Snow Leopard動作チェック(その2)(2009/09/22)

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 Snow Leopard動作チェックの続き。
前回も書いたが一応はウチのMacのスペックを。(10.6動作チェックに関係する項目)


機種:Mac Pro(MA356J/A)
CPU:Intel Dual-Core Xeon51XX(Woodcrest) 2.66GHz × 2
メモリ:DDR2 SDRAM FB-DIMM(128bit 667MHz) 6GB
GPU:NVIDIA GeForce 7300GT

私の趣味のひとつがF1観戦というのはこのブログでも既述しているが、ここ十数年は毎戦映像を保存している。
最初はもちろんビデオテープだったが5年ほど前からはDVD-Rでの保存に切り替えた。
PSXをレコーダとして使用していた時は直接DVD-Rへの保存で問題なかったのだが、現在のBlu-rayレコーダになってからはDVD-R(VIDEOモード)録画への仕様の関係で、いったんDVD-RWに録画したものをMacへサンプリングして編集し、DVD-Rに焼くという手順をとっている。
ウチのBlu-rayレコーダでDVD-R/RWへVIDEOモードで録画するときに「チャプターデータが引き継がれない」という仕様があって、ここがネックになってこんな面倒な手順を行っているのだ。(レコーダ自体にはおおむね満足だが唯一の不満点がここ)
なお、ウチはスカパー!チューナーからレコーダへS-VHS接続(アナログ)しているためこの方法が使えるのは言うまでもない。

さて、その手順で使用しているアプリケーションが3つある。
順番に、

1)MPEG Streamclip(Ver.1.9.2):VIDEO_TS→MPEG-2コンバート(フリーウェア)
2)Capty DVD 2(Ver.2.5.4.3):DVDオーサリング
3)Toast 8 Titanium(Ver.8.0.5):DVDレコーディング

である。
今回はこの3つのアプリケーションが使えるか試すことにした。

まず、MPEG Streamclip。
QuickTime MPEG-2再生コンポーネントをインストールすることでこのアプリでVIDEO_TS→MPEG-2コンバートが可能になる。
結論から言うと問題なくコンバートが出来た。
こいつでこけたら元も子もないのだが(笑)、すんなりクリアしたのでひと安心。

次にCapty DVD 2。
PowerPCアプリケーションなのでちょっと不安だったのだが、Rosetta経由で動いてくれた。
若干反応が鈍くなったように感じるが、エンコードやVIDEO_TS書き出しなんかはパフォーマンス落ちは感じられず、ファイルも正常に書き出してくれた。
ちなみに、低価格にもかかわらずこれだけ簡単にオーサリングできるアプリケーションを私は他に知らない。
DVD±R DLに対応している点も優秀で、音声変換もDolby Digitalに対応しているのもポイントが高い。
チャプターも簡単に切れるし、ほんとに使いやすいのだ。
Mac OS X 10.4.Xまでは動作保証されているようだが、10.5.Xでも問題なく動いているので、10.5.XまでのOSを使用している人にはオススメのアプリである。
なお、このアプリからでもDVD-Rなどに直接レコーディングできるのだが、ファイル名設定の仕様から私はいったんVIDEO_TSを書き出してToast 8でレコーディングするようにしている。

最後にそのToast 8 Titanium。
ビデオタブ→VIDEO_TSフォルダを選択し、対象のVIDEO_TSフォルダをドラッグ&ドロップで作成ボタンをぽちっとな。
メディアをドライブに入れてレコーディング開始。
数分後に無事焼き上がり\(^o^)/。
ただ、Toast 8はディスクコピーなど別の用途でも使用するので、ついでにディスクコピーをチェック。
できあがったDVD-RをオンザフライでDVD-RWにコピーをかけてみると、コピー終盤でエラーメッセージとともにコピー失敗。
2度試して2度とも同様のエラーで止まっちゃう。 まずいぞ(^_^;)。
ちなみに10.5で試したら正常にコピー完了。
やっぱりまずいぞ(^0^;)。
RoxioのHPで確認したらToast 9までは10.6への対応不可、Toast 10についても検証中とある。
う~ん、アップデートするにしてもToast 10の対応が確認されないことには手が出せないじゃないか。
ここでつまずくとはなぁ、やはりここはしばらく様子見なのか。

細かいところではランチャーとして使っているaLunch(Ver.3.6.4)も問題なく動作している。
一応、メインで使用しているアプリケーションはほとんどチェックしたのだが、現時点で問題が確認できたのは

○Virus Barrier X4
○Toast 8 Titanium

となった。
さっきも書いたが予想外だったのはToast 8である。
メーラーやWEBブラウザなどはMac OS X純正のアプリケーションを中心に使用しているのでそのあたりは影響を受けないのだが、さすがにレコーディングについてはToastははずせない。
LiquidCDなどのフリーウェアも考えているのだが、DVD-R DLへの対応などを考えるとToastは捨てがたいのだ。
なお、LiquidCDのHPを見る限り、9月9日時点でLiquidCDは10.6対応を確認していない模様である。(Snow Leopardを持ってないと書いてあるようだ)
なんにせよToastなりLiquidCDなり「10.6への対応が確認できた」とならない限り、10.6への完全移行は難しそうである。

せっかくなんで今度はLiquidCDをチェックしようかと思っている。
現時点での完全移行は難しくても「早く移行したい」と思わせるOSであるのは間違いないのだ。
まだまだこのチェック作業は続くのである。
なお、今回出しているアプリケーションについての情報は以下の通りである。


□ MPEG Streamclip [ Squared 5 ]
□ Capty DVD 2 [ 株式会社ピクセラ ]
□ Toast 8 Titanium [ Roxio ]
□ aLunch [ macTips ]
□ LiquidCD [ Maconnect ]

ご参考になさってくださいませ。

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ビール、ビール!!(その4)(2009/09/13)

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 昨日、普段呑んでいる焼酎が切れたのでいつもの酒屋さんへ。
焼酎をつかみ、ついでにKIRINの「秋味」でもと思ってビールの棚をのぞくと見慣れぬラベルのYEBISU缶が目にとまった。
そのお店ではスタンダードの350ml缶ビールは¥200弱(ばら売り)で売られているが、そのYEBISUは1缶¥240の価格がついている。
それでも欲望には勝てず、思わず手に取ってしまったのである。
というわけで昨日の晩酌は「秋味」と「YEBISU超長期熟成」となった。

まずは「秋味」から。
毎年秋になると発売されるこのビール、当然のことながら毎年呑んでいる。
KIRINのスタンダードビールのおよそ1.3倍の麦芽を使用し、アルコールも6.0%と若干高めになっているビールだが、私の記憶が確かならこのビールは生ビールではなく「熱処理ビール」である。(缶にも<生>の表示はない)
ひとくち呑むと「濃い」と感じさせる味わいと後から追いかけてくる苦み。
私的には「クラシックラガー」の甘みを濃くした感じに思える。
コクと苦みのKIRINらしい、私好みの味である。
刺身にも肉料理にもおいしいビールだと思う。

次に「YEBISU超長期熟成」。
グラスに注ぐとすぐにわかるのは「濃い琥珀色」。
「琥珀YEBISU」も色が濃かったが、それと同じくらいに濃い色。
相変わらずのきめ細かな泡までうっすら琥珀色なのである。
ひとくち呑むと何とも言えない良い香りがある。
甘くてしなやかなのだが「YEBISU」にしては珍しく苦みが前に出てくる感じ。
ただ、その苦みもしっかりしてるのにまろやかなのである。
うまく表現できない自分がもどかしいのだが、とにかく複雑で気持ちのいい味である。
どんな料理にもばっちり合いそうな味だが、私は食べ物なしでビールのみの味を楽しみたいと思ってしまった。
とても幸せな晩酌であった。

どちらのビールもビール好きにはたまらないビールであろう。
特に「YEBISU超長期熟成」は2009年限定醸造ということなので、興味がわかれた方はお早めのお試しをオススメする。

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Snow Leopard動作チェック(その1)(2009/09/11)

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 そんなわけで「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」のアプリケーション動作のチェックを少しずつ始めている。

まずはウチのMacのスペックを。(10.6動作チェックに関係する項目)


機種:Mac Pro(MA356J/A)
CPU:Intel Dual-Core Xeon51XX(Woodcrest) 2.66GHz × 2
メモリ:DDR2 SDRAM FB-DIMM(128bit 667MHz) 6GB
GPU:NVIDIA GeForce 7300GT

とりあえず10.6をインストールし起動させてみる。
第一印象は「動きがキビキビしている」である。
特に起動や終了のスピードが速く感じられる。
早速システムプロファイラをチェックしてみると、「64bitモードでは動作していない」ことが判明。(下の写真を参照くだされ)

システムプロファイラ

初期型Mac ProのCPU「Xeon51XX」は64bitCPUなのだが、どうもMac OS Xの基礎部分のカーネルというシステムが32bitモードでしか起動できないらしい。
ここが64bitモード対応じゃないと10.6の威力が半減以下となってしまうのがちょっとイタイところだが、まぁ、Mac Fanの記事でも64bit対応は「×」となっていたし、こればっかりはしようがない。
気を取り直してWebブラウザ「Safari」を起動してみると、これまたキビキビと動いてくれてとても心地よい。
Mac Fanの記事では「グランドセントラルディスパッチ(GCD)」というマルチスレッド支援機能は初期型Intel Macは「×」となっていたのだが、Mac Fanの記事にあった方法で「アクティビティモニタ」で「Safari」のプロセス確認をしてみたところ、GCDがマルチスレッド命令を出していると思われる部分が確認できた。(下の写真を参照くだされ)

アクティビティモニタ

これが機能しているかはよくわからないのだが、「Safari」の動作自体は明らかに速くなっているのは間違いない。
「OpenCL」というGPUをグラフィック描画以外に活用する機能は、GPU自体が対応していないために「×」。(これは購入前から承知済み)

 そんなわけで完全64bit対応じゃないものの、Intel Macに最適化されたせいかパフォーマンスアップは期待できることが確認された。
あとは現在使用中のアプリケーションである。
まず「Excel 2004」だが、既存のファイルを開いて編集することもできたし、新規ファイルの編集も問題ないように思われた。 よしよし。
「Virus Barrier X4」は「Snow Leopard非対応」のとおり、起動はするもののライセンスモードでの動作は「×」。
こいつはバージョンアップが必須であろう。
「Photoshop Elements 4 (Ver.4.0.1、以降PE4)」だが、動作保証対象外ではあるものの、何とかこれまでどおり動いている模様。
今回掲載している画像はすべて10.6+PE4で編集している。(画像サンプリングは「グラブ」というMac OS X標準のアプリだが)
なお、PE4上でEPSON GT-8400UFを使ってのスキャニングも普通にできる。
おそらくはPE4がPowerPCアプリケーションだから「Rosetta経由で動作している」ために、ある程度問題なく動いているのかもしれない。
まぁ、いつ不具合を出すかはわからないのであるが(笑)。
なお、今回のブログは10.6+FireFox(Ver.3.5.2)で更新している。

 今のところチェックはここまでなのだが、まだまだチェックしたいアプリケーションがある。
思っていた以上にサクサクと動いているのにはびっくりしており、なんとなくいけるかも的な印象を持っている。
じっくりとチェックを続けて、できれば乗り換えたいと思っている。
チェック報告(その2)へつづくである。

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青キャビア(2009/09/08)

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 前回の記事の「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」について。

メーカーのサイトなんかでいろいろと情報を集めている。
例えば、Excel 2004 [Microsoft/Mactopia Japan] は「PowerPCモードのプログラム」のためにRosetta経由で使用可能らしいことがMicrosoftのサイトで確認できた。
また、Virus Barrier X4 [act2] はサイトの製品詳細ページにしっかり「Snow Leopard非対応」と表示されている。
Photoshop Elements 4 [Adobe Systems] にいたっては、もともと10.5自体でもサポートから外されているわけで、こいつは10.6上でチェックしてみないと使えるかどうかもわからない。
Web作成用のBiND2 [DIGITALSTAGE] についてはおそらく動くんだろうけど、たまたまBiND3の優待販売の案内が来たのでそちらを注文した。
Windows用仮想化ソフトのParallels Desktop 4.0 [RUNEXY] はアップデータで対応できるとのこと。
Virus Barrierはともかく、メインで使用しているアプリケーションのほとんどが何とか使用できる模様なので、別HDDにインストールしてチェックしてみようと決心した。

 そんなわけでいつものサイトでぽちっと注文したのがこの「Western Digital WD6400AAKS(3.5inch 640GB/SATA II)」なり。
WD Caviar Blueシリーズと言うことで「青キャビア」である。
最近は1TBや2TBの大容量HDDも安価で手に入るようになってるのだが、基本的にOSなどのシステム用のHDDといろんなデータ用のHDDは別にしているからこれでも十分大きすぎるぐらいだったりする。
まぁ、現在データ用に使用している500GBの方を10.6起動用にしてこのHDDをデータ用にするか、そのまま素直にこちらを10.6起動用にするかは決めてないけど、どちらにしても10.5とのデュアルブート環境にするのは間違いない。
しばらくは10.5メインで使用し、いろんなアプリケーションを10.6でチェックして、行けると思ったら一気に切り替えとなるだろう。
もしかしたらこのブログが参考になる人もいるかもしれないので(99.99%ないだろうとは思うのだが(笑))、おいおいチェックした結果も紹介していきたいと思う。
はたしてどうなることか(笑)。

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