どうしても欲しくなったモノ

 3ヶ月放置のあげくに続けてのオルフェンズネタである。

4月の終り頃、アニメーターの野崎さんから「オルフェンズのBlu-rayにお疲れ様本がつくそうです。私もイラストを依頼されました。」とのご連絡。
早速オルフェンズの公式HPで確認したところ8巻の特装限定版特典にお疲れ様本の文字が。
私は地上波一期から二期まで全て録画しており、本編はいつでも観ることが出来る。
よってディスクの購入は控えようと思っていた。
基本的に劇場版やWEB配信限定など録画出来ないものについてはディスクを購入することが多いが、実際に録画で揃えた作品についてはほぼディスクの購入はしていない。
何より好きな作品全てディスク購入していたらいくら金があっても足らないであろう(笑)
しかし、今回、この8巻だけは手を出してしまった。

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野崎さんもおっしゃられていたのだが、ガンダム作品でお疲れ様本が出るというのはこれまで聞いた事がない。
いわばかなりのレア物である。
当然のことながら印刷物とは言え野崎さんの描かれたイラストも欲しいと思ったのも購入に踏み切った理由だ。

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付録のブックレットレベルではないしっかりした装丁の見事な一冊。
キャストやスタッフの皆さんの手書きメッセージやイラストでファンにはうれしいシロモノである。
ひいき目かもしれないが、中でも野崎さんのイラストのキャラ選択が秀逸すぎておぢさん泣けてくるよ、全く。(お見せすることはできないが)
発売からおよそ1ヶ月、ネットショップではまだいくらか在庫が有る模様なので、ファンの方は是非とも手に入れていただきたい。
お疲れ様本だけのためでも充分買いである。

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

 2週間ほど前の4月2日(日)、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(以降、オルフェンズ)」が最終回を迎えた。
たまたま当日の仕事のシフトのおかげで最終回はリアルタイムで観れたのだが、改めて録画を観直して感じたことを書き留めておこうと思う。
ネタバレになると思うが、まぁ、完結した作品ということでご勘弁いただきたい。
また、そもそもこのオルフェンズをご存知でない方は公式ホームページやWikipediaなんかに詳細があるのでそちらをご覧ください。

 2015年10月から放送された第一期も含め、ストーリーの前提となる各設定がとにかくリアルであったことにまずは食いついてしまった。
テラフォーミングが完了して相当程度経過した火星が舞台、貧困のために孤児となった子供たちが「宇宙鼠」や「ヒューマンデブリ」と呼ばれる奴隷として取引される世界、火星の部分は別として現在の世界でも貧困国で充分存在するような設定である。
奴隷として搾取されるだけの存在の彼等には、生きるために受け入れなければならないものである。
そのような中で火星の警備会社、クリュセ・ガード・セキュリティ(CGS)の孤児やヒューマンデブリで構成された非正規部隊「参番組」はクリュセ自治区首相の娘で火星の独立運動の中心人物、クーデリア・藍那・バーンスタインの警護を任される。
クーデリアを危険人物と警戒していた地球の治安維持組織ギャラルホルンはクーデリアが保護されているCGSを襲撃するのだが、その際に全てを参番組にかぶせて逃走するCGSの幹部や実動部隊に対して、オルガ・イツカ率いる参番組はクーデターを起こし独立するところから話は始まる。(独立後、参番組は鉄華団と改称)
そこから最終回に至るまで、沢山の犠牲を出しながらも鉄華団とクーデリアは自らの目的のために成長しながら走り続ける。
特に第二期に入ってからの展開がどんどん重くなっていき、このストーリー展開にファンの間では賛否両論となっている模様だ。

私の感想としては「しっかりした設定としっかりした明確なストーリー展開で、良い作品だった」である。
オルガをはじめ、鉄華団のみんなは生きるために一生懸命だった。
リーダーのオルガは自分と仲間たち(家族と表現される)が人として生きることができる場所を確保するためにひたすら心をくだく。
そして幼少期にオルガに助けられた(と思っている)主人公の三日月・オーガスは「オルガの目的のために行動する」という意識を持っており、よって、三日月はオルガの指示の通りに動く。
ただ、いかんせん教育をうけていない彼等は「世の中をわたる術をはじめ格闘以外の全てにおいての経験値」が極めて乏しかった。
だから自分らの目的への到達を急ぎすぎたのかもしれない。
ギャラルホルンの内部抗争、後に「マクギリス・ファリド事件」と呼ばれる抗争に巻き込まれてしまったのも経験値の乏しさから来たものであろう。
その事件の首謀者マクギリス・ファリドにしても、ギャラルホルンの腐敗を正すために起ち上がったものの、幼少期の経験から「他を圧倒し得る力」に固執する余り状況判断を誤ってしまい破滅へと落ちていく。
マクギリスの蜂起を好機と判断し、でっち上げとも言える大義名分をいわゆる錦の御旗として掲げて、マクギリス、そして鉄華団を武力制圧したギャラルホルンのラスタル・エリオンの策略が老獪で一枚も二枚も上だったのは間違いない。
劇中でオルガがラスタルに降伏しようと連絡を入れるシーンがあるが、ギャラルホルンの権威を取り戻すためにはマクギリスだけでなく「悪の手先である鉄華団の抹殺」が必要とつっぱねる。
そのあたりのくだりもある意味とてもリアルである。

地球の経済連合のひとつで、クーデリアや鉄華団と関係が深いアーブラウ代表の蒔苗たちの助力を受け何とか生き残る道へとメンバーを導こうとするオルガだが、そのオルガも最終話を前にして殺害されてしまう。
メンバーの中にはオルガ殺害の報復へと傾く者も出る中、オルガの遺志を語った三日月の命令により鉄華団のメンバーはオルガが願った通り生き残る道を選ぶのだが、ギャラルホルンからの攻撃を防ぎつつ脱出の時間稼ぎのためにモビルスーツ隊が防戦に出撃し三日月やもう一つのガンダムフレームMSに乗る昭弘・アルトランドなど数人が犠牲となる。
ギャラルホルンの虐殺にも近いような作戦と、圧倒的な戦力差にもかかわらず生き残るため、仲間を助けるためにそれに対抗する三日月達、その戦いの中で悲惨ながらも救いだったのは三日月も昭広も無念の思いを持たずに死んでいったことか。
特に三日月は「オルガが望むから戦う」という意識から「自分が戦うことにより多くの仲間の命を救うことができる」こと、その先にオルガが望んだ「家族が笑って過ごせる場所」につながってることに気付きながら死んでいった。
ラスタルを崇拝するMSパイロット、ジュリエッタは戦いの最中「なぜ大義のない戦いをするのか」と三日月を非難するも、三日月の戦いが「ただ生きるために戦っている」ことに気付かされることとなる。

その後、ギャラルホルンの体制はラスタルの手により改変され、結果的にマクギリスが目指した世界へと変わる。
そして、火星もギャラルホルンの火星支部縮小に伴い地球の支配体制より離れ火星連合という自治体制に移行し、その連合議長にクーデリアが就任、さらに、ラスタルとクーデリア(ギャラルホルンと火星連合)により宇宙鼠やヒューマンデブリなどの奴隷取引を撤廃させる施策を協力して推進することで一致、調印することとなった。
火星独立はクーデリアが目指し、奴隷撤廃=人として生きられる世界は鉄華団が目指した世界である。
マクギリス・ファリド事件の犠牲は大きかったと思うが、最終的には世界は変わっている。
生き残った鉄華団のメンバーは名前や素姓を変え、クーデリアが作った組織の中で生活している。
おそらくはラスタルもそれに気付いていただろうが、それを黙認しているのは既に「鉄華団という組織の壊滅」という事実があるからであろう。

色々な理不尽なことや不条理なことがつまった、現実世界にもあり得るリアルなストーリーだったと思う。
そのようなリアルさをアニメのストーリーに持ってきたのがもしかしたら敬遠されたのだろうか。
この作品の作画もされている野崎さんは「ロボットアニメは基本戦争だからどうしても人の死は免れない」とおっしゃっていたのだが、まさしくその通りだと思う。
最終的なハッピーエンドのために必要なストーリー展開であったと私は思う。
「理不尽さを感じながらも腑に落ちる」ストーリーと表現しよう。
重厚なストーリーと綺麗な画面(作画)、本当に素晴しい作品だった。
野崎さんはじめスタッフ・キャストのみなさま本当におつかれさまでした。

■■サイトリンク■■
○機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式ホームページ

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新しい武器!!(その2)

 というようなタイトルにしたのにはちょっとしたワケが。

私が使用しているプリンタはEPSONのPX-1001というA3ノビ対応4色顔料プリンタ。
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2009年に導入した機種で、仕事用の文書を頻繁に作成する私にとっての大事な相棒だったのだが、ついに「廃インクパッドの限界」が来てしまった。
購入してから7年6ヶ月、本当に良く頑張ってくれた私にとってはこの上なく使い勝手が良いシロモノなので、パッドの交換修理を考えてメーカーサポートのサイトを調べたところ、サポート期間内ではあるものの修理料金に「基本料金¥10,000」の表示と「パッドの交換¥4,000」、「引き取り修理料金(配送料)¥1,500」の文字が。
表示の仕方が良くわからなかったのだが、おそらくは¥15,500はかかるものと思われる。
さらに、他の部品に異状が見つかったら追加料金の可能性もアリみたい。
どうしようと考えて、ひとまず私の使用用途に合致したPX-1001に代わるプリンタがいかほどで売られてるのかネットでチェックすると、送料込み¥20,000弱で出ているではないか。
これだと「想定した修理費+インクカートリッジ代とほぼ同額」となるので、思い切って購入に踏み切ったのがコイツ。
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何だか一緒じゃん(笑)

コイツは2011年に発売されたEPSONのPX-1004というPX-1001のマイナーチェンジ機種。
発売から5年以上経っているにも関わらず、現在もEPSONの現行機種としてラインナップされている。(PX-1001と違うのは「カラリオ・プリンター」ではなく「ビジネス・プリンター」に分類されてることか)
外見上はパネルの色が変わっただけで他は見分けがつかず、使用しているインクカートリッジもPX-1001と同じもの。
作動させてみると、モーター制御が変わったのか若干作動音と振動が減ったように感じるものの、ほんとに違いが分からない。
インクカートリッジの変更がないのが即買いに踏み切った大きな理由であるのは間違いない。
そう、記述のとおり「想定した修理費+インクカートリッジ代とほぼ同額」で手に入るからだ。
たまたまPX-1001のインクカートリッジの交換時期が近づいてたのは幸いだった。
修理してもカートリッジの交換が必要だったのだが、新しく購入するとインクカートリッジは付属してくるワケだから、結果機材は新しくなり保証もついて総合的には得になったわけだ。
新年早々プリンタが止まった時には若干うろたえたが(何せやらなきゃならない仕事がてんこもり)、全く同じ条件の環境を継続できて何よりである。

■■サイトリンク■■
○EPSON PX-1004製品情報ページ

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さつきさん

 昨年アップし損ねたネタをひとつ。

なすたさんが亡くなってからおよそ2年、新たなうさぎさんを昨年の10月10日にお迎えした。
実は8月くらいからぼちぼち新しい家族(うさぎ)をお迎えしたいとカミさんが言っていて、ペットショップなんかもたまに見に行っていたのだが、うさぎが苦手な真夏よりは少し涼しくなってからと秋に入ってからお迎えしたのだ。
名前は「さつき」。
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お迎えしてしばらくは環境に慣れてないせいか上のようにトンネルに潜り込んでることが多かったが、徐々に慣れていっておよそ3ヶ月経った現在はずいぶんと傍若無人になってきている(笑)。
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なすたさんと違ってかなり人懐っこい子で、カミさんどころか私のヒザの上にも乗っかってきて座り込んだりするくらいまでに慣れてくれた。(下の写真)
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今回この話題をあげておかなければと思ったのには理由がある。
実はこの子はペットショップやブリーダーさんから迎えたのではなく、「保護うさぎ」と呼ばれる子なのだ。
保護うさぎとは「多頭飼育や捨てうさぎなど、飼育放棄や飼育崩壊したうさぎ達を保護」されたものである。
さつきの場合も多頭飼育で個体が増えすぎ、20頭以上のうさぎたちがベランダに出されて飼育出来ない状態だったらしいのだ。
そんな子達を保護するボランティアさんグループがいらっしゃって、運良くさつき達はその方たちに保護された。
さつきという名前も保護してくれた保護士さんからいただいた「サツキ」というお名前をウチに迎えるにあたってひらがなにしたもので、その名前の由来はさつきが保護されたときの体つきから「5月くらいに産まれたのではないか」ということでつけられたそうだ。
さつきの写真を見てうさぎに詳しい方にはわかるかもしれないが、カラダには大きさや毛並みなど「ネザーランドドワーフ種」の特徴が色濃く出ているのだが、周りに別の種類の子達もいたことから純血種の証明ができないために「ミニウサギ」という種別になる。
カミさんがこんな境遇のうさぎをお迎えしたいけど良いか?と私に尋ねてくれたのだが、うさぎを飼うことには反対ではなかったし、何よりもしかしたら命を落としていたかもしれない子を救うことができるのなら是非お迎えしようと答えた。
さつきの保護士さんは大阪の方で、さつきは保護士さんと新幹線にのって九州まで来てくれた。
ウチに来た時は体つきも華奢でかなり痩せていたのだが、今はずいぶんとしっかりした体形になっている。
とても運が良い子だろうと思う。

最近テレビなどで犬や猫の飼育崩壊の話題が出たり、その保護をされているボランティアやNPO法人などの話題が報道されたりしている。
犬や猫に限らず、ペットの飼育放棄は現代社会の大きな問題だろう。
かわいいからとか癒しのためとかで知識もなくむやみやたらに飼うものではないのではないか。
飼う側には明確に責任が発生するものと私は考える。
例えばペットの避妊手術なんかはいわゆる「人間の都合」なのだろうが、そもそも飼っている動物の繁殖周期などをしっかり考えると、増えすぎて見捨てられる命を出さないという観点からは意味があるだろう。
逆に言えば、この手段に反対の飼い主は「避妊手術無しでどんどん増えていく全ての命に対して飼育保護していく責任が発生」することを理解していなければならない。
ペットは飼い主がいなければ生きていけないし、家畜と違うのは明確である。
野良犬や野良猫は動物センターでいったん保護されるが、新たな引き取り手がなければ殺処分される。
いずれにしても「人間の都合」である。
ならば、人間の都合で奪うペットの命は無いほうが良いと思うのは私だけではないだろう。

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あけました

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 2017年、あけました。
昨年も相変わらず余裕無しの一年で、まともにブログアップできなかったなぁ。
毎年言っているようだが今年はもっと余裕をもって過ごせたら良いなぁと思っている。

2017年がみなさまにとって良い年でありますように。

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